塗床(ぬりゆか)とは、場所の使用目的に合わせて、床に耐久性など様々な「性能」を持たせるために、床を樹脂コーティングする施工です。一般的な「塗装」とは大きく異なります。
シームレスな一枚モノの床に仕上がるため、ゴミや水が溜まりにくくクリーニングが楽になり、清潔な状態を保つことができます(コンクリートでは汚れが浸み込んで除去不能になります)。
特殊な施工のため、専門的な技術・経験・知識が必要です。
塗床は特に専門性の高い施工です。唐澤工業は、全国的見ても数少ない「塗床専門の職人」が施工を行う、いわば「プロ中のプロ」の集団です。仕上がりの質の高さはもちろん、場所・用途・予算に見合った提案が可能です。
部分的な専門ではなく、合成樹脂系の塗床全般の様々なケースに対応できます。施工前には把握できないイレギュラーな事態に対しても、対応してきた経験と実績があります。安心してお任せ下さい。
唐澤工業には塗床のみを専門として築き上げた30年間の経験・実績・技術があります。塗る技術の高さに加えて、「どんな床に、どんな塗床をするべきか?その工程は?」といった見立てを高い精度で行うためには、長年の経験が必要です。
専門性が高いということは、一般の方にはディテールや工程の良し悪しが見えにくいということでもあります。しかしだからこそ、専門家が責任を持って、お客様がお使いになるシーンや、使い続けた先々まで考えて、困らないように正しい選択をしていくことが大切です。そのために決して手を抜くことはありません。
お仕事のご依頼後、まず現地に出向いて対象となる床の状況把握(含水率の測定等)を行い、「どのような塗床材・工法が最適か」を判断します。
後日、費用と期間のお見積を作成の上、工程のお打ち合わせをさせていただきます。ご要望に応じて柔軟に対応いたします。
塗床材とコンクリート下地が剥がれないように「いかにしっかり接着できるか」「クリーンな床に仕上げられるか」が施工のポイントです。
この工程では、ポリッシャーで床を研磨して、シーリングやペンキを細かく剥がしていきます。コンクリート表層の微粒子まで除去します。
レイタンス除去により出たゴミやホコリは、仕上がりに悪影響を及ぼすため、徹底的に清掃を行います。
また、研磨や清掃によって現れたコンクリート下地がどのような状態か(クラックなど)を見極めます。
塗床はとてもデリケートな施工です。空気中に舞っているチリやホコリも仕上がりに影響するため、しっかりと養生をして、作業環境を整えて作業します。
塗床材とコンクリート下地の密着度を高め、剥離を防ぐ、とても重要な工程です。
樹脂パテを金鏝でしごき、コンクリートの傷、ピンホール、クラックに充填していきます。
再度、傷やピンホール、クラックの口が開いていないかチェックし、パテ処理を行います。
最後の塗床材を塗っていきます。性能をしっかり発揮できるよう、材料の配合と、面積あたりの量の配分(割付)を正確に行います。床全体が均等で適切な厚みとなるよう注意します。
規定の養生期間を経て乾燥後、最終確認を行い、お引き渡しとなります。